新米ママ・パパにとっては大きな試練
念願の第一子が生まれた新米ママとパパにとって、最初の苦労となってくるのが赤ちゃんの「夜泣き」です。
夜泣きは早い子供なら生後3ヶ月くらいから始まり、6~7ヶ月目くらいにピークを迎えます。
おさまるのはだいたい1歳半くらいなので、かなり長期間にわたり夜泣きには苦労をしていくことになるでしょう。
もっとも、全ての赤ちゃんがひどい夜泣きをするというわけではなく、ほとんど夜泣きをしないという赤ちゃんも時々見られます。
赤ちゃんがどうして夜泣きをするのかというメカニズムについてはまだ不明な点も多く、決定的な解決方法があるというわけではありません。
しかし夜泣きをする赤ちゃんは保護者が抱き上げ丁寧にあやすことで収めることができますので、これも成長の一貫だと腹を決めて辛抱強く付き合うようにしてあげましょう。
一般的にひどい夜泣きをする赤ちゃんは、強い不安を感じていたり、興奮をしていたりするようです。
普段はぐっすり眠っているはずの赤ちゃんも、たまたまその日の昼間に知らない人が多く集まる場所に出かけていたり、花火や楽器演奏など大きな音がする様子を見たりしているとその興奮が残って夜泣きになることもあります。
また昼間にお昼寝をしすぎてしまったせいで、夜になっても目が冴えてうまく眠れないということも原因になります。
赤ちゃんは長い間ずっと昼夜のない胎内で過ごしてきたので、生活のリズムが整うまで時間がかかってしまうのです。
夜泣きをできるだけ軽くするためにもお昼寝の時間をあらかじめ決めておくなど、できるだけ周囲が生活のリズムを作ってあげるようにしましょう。
夜泣きをしたらそばにいてあげる
親となった大人であっても、昔の記憶として夜中に自分一人だけが目が覚めてしまった不安感が残っているのではないでしょうか。
親や保護者がいないと自分ひとりで生きていくことができない子供にとっては、夜中の暗闇でひとりぼっちになるという不安感はとても大きなものです。
ですので夜泣きをしたときにはその不安感を和らげるために、できるだけそばに行って安心感を与えてあげるようにしましょう。
夜泣きを早めに泣き止ませるためには、胎内にいた時の様子を再現して「ここは大丈夫な場所なんだ」という環境を作ってあげるのがコツです。
具体的には抱っこをしてゆらゆらと揺らしてあげたり、背中をトントンと叩いてあげるといった方法が挙げられます。
他にも肌触りのよいお気に入りの毛布で体をぐるぐるに包んであげたり、仰向けに横になった体の上にあかちゃんを乗せるといったやり方も有効です。
夏場など暑い時期には水分が足りなくて泣いていることもあります。
枕元に湯冷ましや麦茶を用意しておき、抱っこをしながら飲ませてあげると落ち着くでしょう。